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木造ドミノ 建物説明会 6

    ( ・ ・ ・ 続き です。 )

木造ドミノでは、構造材に東京の木=多摩産材を使用しています。
現在山や森林の衰退が社会問題になっていて、行政やNPO、ボランティアのグループなども
その維持活動に尽力されているのですが、現状では抱える問題も多く荒廃が進んでいってしま
っているのが、残念ながら現状だといえます。
日本の山や林業が衰退してしまうと、山を維持できなくなり、延いては環境問題、地球温暖化、
治水土砂崩れ、集中豪雨に洪水災害、生態系への影響など、様々な異常現象に繋がっていっ
てしまうのです。
木造ドミノでは、東京の木を使うためのシステムづくりを行っております。

木造ドミノ 建物説明会 6_b0096552_20561157.jpg


「地産地消」といって、「地元で生産された物を、地元で消費する」という考え方ですが、
地場産業の活性化にも繋がるとして、昨今とても注目されています。
「むさしのiタウン」が東京都の計画である事もあり、私たち木造ドミノでは、地産地消の
考えに則り、東京の木=多摩産材の、その芯持ち材の柱を使用しています。

永く住まうには、構造躯体の耐久性がとても重要です。
耐久性、木造住宅を長持ちさせるには、木材の腐朽やシロアリへの対策に特に気をつけ
ねばなりません。
木造住宅にとって大敵は床下の湿気です。ここからの湿気により、床下や土台がやられ
朽ちていく、そこにシロアリがついてしまえば二重苦の二次被害という最悪の組合せパタ
ーンも実はよく聞く話です。
その点、OMソーラーのシステムでは床下が一番乾燥するわけですから、ひと安心です。
( 雨漏りが絡むと話は変わってくるので、その話は別の機会に致します )

木材の芯部分を持っている心材は、耐久性が優れているといわれています。
荷重を支える力や曲強度、シロアリの対策から割れに対しても、芯持ち材は辺材他の材
と比べても安心感があります。
木造ドミノでは、この東京の木による地産地消、無垢材や芯持ち材にこだわって使用して
います。

無垢材とは、当たり前ではありますが、自然のもので、生きています。
人工的な集成材や新建材ではありません。
生きているという事は、湿度や温度等、様々な要件によりどうしても動くものです。
無垢の材はその動く中で、割れや反り狂いが生じてしまう事があるものなのです。
勿論グリン材ではなく、乾燥材を使用しておりますが、通常一般的に流通している
材では絶対に割れないという事は難しいと思います。
OMの活躍が、ある意味その動きを促進させている面もあるかもしれません。
古民家で数十年も数百年も建物を支えていた大梁が、エアコンをまわしたら、見
事に割れてしまったなどという事もありました。
これは欠陥というものではなく、特徴とご理解頂ければと思います。


                          ( ・ ・ ・ その7 に続きます。 )
by itibanhoshi | 2007-01-27 20:57 | 東村山プロジェクト


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